< 詩篇 86 >

1 ヱホバよなんぢ耳をかたぶけて我にこたへたまへ 我はくるしみかつ乏しければなり 2 ねがはくはわが霊魂をまもりたまへ われ神をうやまふ者なればなり わが神よなんぢに依賴める汝のしもべを救ひ給へ 3 主よわれを憐みたまへ われ終日なんぢによばふ 4 なんぢの僕のたましひを悦ばせたまへ 主よわが霊魂はなんぢを仰ぎのぞむ 5 主よなんぢは惠ふかくまた赦をこのみたまふ 汝によばふ凡てのものを豊かにあはれみたまふ 6 ヱホバよわがいのりに耳をかたぶけ わが懇求のこゑをききたまへ 7 われわが患難の日になんぢに呼はん なんぢは我にこたへたまふべし 8 主よもろもろの神のなかに汝にひとしきものはなく汝のみわざに侔しきものはなし 9 主よなんぢの造れるもろもろの國はなんぢの前にきたりて伏拝まん かれらは聖名をあがむべし 10 なんぢは大なり奇しき事跡をなしたまふ 唯なんぢのみ神にましませり 11 ヱホバよなんぢの道をわれに敎へたまへ我なんぢの眞理をあゆまん ねがはくは我をして心ひとつに聖名をおそれしめたまへ 12 主わが神よ我心をつくして汝をほめたたへ とこしへに聖名をあがめまつらん 13 そはなんぢの憐憫はわれに大なり わがたましひを陰府のふかき處より助けいだしたまへり (Sheol h7585) 14 神よたかぶれるものは我にさからひて起りたち暴ぶる人の會はわがたましひをもとめ 斯てなんぢを己がまへに置ざりき 15 されど主よなんぢは憐憫とめぐみとにとみ怒をおそくし愛しみと眞實とにゆたかなる神にましませり 16 我をかへりみ我をあはれみたまへ ねがはくは汝のしもべに能力を與へ汝のはしための子をすくひたまへ 17 我にめぐみの憑據をあらはしたまへ 然ばわれをにくむ者これをみて恥をいだかん そはヱホバよなんぢ我をたすけ我をなぐさめたまへばなり

< 詩篇 86 >